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自分で使うための時計を作りたかったそうで

全ての作品についてお話を伺うことは残念ながらできなかったので、公式ページもあわせてご覧いただけると幸いです。
自分で使うための時計を作りたかったそうで、高精度を狙った大きなテンワと2つの香箱を利用した2つのムーブメントを作り出しました。


2時位置のプッシャーで秒針をリセットできるフライバック機能を備えたリストウォッチ。
ローマ字表記の名前と極めて大きな数の単位「ロレックス腕時計 中古」を表す10^60(10の60乗)を文字盤に記しています。

シンプルで毎日使えるようなデザインだと感じました。



日の出と日の入りを基準にした日本古来の不定時法を表示する、自動割駒式和時計の機構を理解し、更に発展と小型化することを目指した作品。
文字盤の十二支の表示のうち8時位置の「寅」は自身の名前の「虎」に変更し、赤く染められています。



もう一つは青いバラを模したオートマタを備えた懐中時計。
バラはパワーリザーブインジケーターの機能で、巻き上げることで花が開き、解けていくと閉じていく仕組み。
針も彫金してから切り出した飾り針です。

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