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ロンジン ヘリテージ1945(編集部撮りおろし写真と新旧比較)





このオマージュウォッチは、ヴィンテージ品と実際にどこが違うだろうか。隣に並べてみてみよう。


私は以前、新作のロンジン ヘリテージ1945について語った。たまたま私が所有するヴィンテージ時計が、ロンジンの手によって復刻されたという話だ。この新たな時計については、今日もう少し時間を割く必要があるだろう。初代モデルと並べてみた写真でじっくりと比較していきたい。

Longines Heritage 1945
新作のヘリテージ1945は、直径40mmのケースと自動巻きムーブメントが特徴だ。

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 下に、新たなロンジン ヘリテージ1945をご覧いただける。これは40mmの自動巻きで、私が所有する初代モデルと簡単に見分けられる2つの違いをお教えしよう。タグホイヤー カレラまずリューズが少し異なり、スモールセコンドは文字盤のやや中心寄りに配置されている。スモールセコンド自体もマットなローズ色から、サテン仕上げに変更された。総じてヴィンテージモデルにとても忠実ではあるが、復刻モデル(1945年の復刻版という事実を切り離して)だけを見ても、魅力的でバランスがよく、価格も手頃だ。

 私の初代モデルを横に並べて、2つの違いを見てもらおうと思う。皆、間違いなく文字盤のバランスの良い、手巻きムーブメントの37mmをお好みになるだろうが(ロンジンの人たちも同意見だ)、それでもここにある時間表示のみの腕時計は、実に素晴らしく、初期のロンジンの3針時計のような風合いを出している。

Longines Heritage 1945 comparison
最大の違いはダイヤルの仕上げだろう。新しい方はサテン仕上げだ。

 私の初代モデルよりも厚みがあるものの、新しいロンジン ヘリテージ1945は、腕にしっくりと収まり、奇抜さもなくヴィンテージの風合いを醸している。興味がある方のために付け加えると、ムーブメントはCal.L609(ETA 2895/2)である。ロンジンはスウォッチ・グループからムーブメントの恩恵を無数に受けているとはいえ、残念ながらこの腕時計に適した手巻きキャリバーは入手できなかったということだ。

Longines Heritage 1945 wristshot
この腕時計は21万5000円という手頃な価格。

 しかし今回の復刻において最も素晴らしい点は、手頃な価格だ。ヘリテージ1945は、税抜21万5000円で販売されている。最近の大手ブランドが出してくる価格としては凄いことだ。そしてロンジンから聞いた話によれば、ディーラーもメディアもその反応はすこぶる良好だという。